トマトの摘果の方法とタイミングはいつ?取った青い実は食べられる?
トマトは一房に何個も実を付けるので、余分な実を摘み取る「摘果」という作業が必要です
特に大玉のトマトは摘果をしないと大きく育たないなどの問題が起きます
家庭菜園初心者の方などは、どれを摘み取ってよいのか分からないと思いますので、摘果をする際のコツやタイミングなどをまとめてみました
トマトの摘果の方法は?
トマトは一か所に沢山実が付いてしまうと、栄養が分散してしまい大きく育ちません
大きくておいしいトマトを作るためにはある程度実を厳選して間引く作業が必要になってきます
基準としては一つの枝につき、実は3~4個くらいの実が成るといいかなと思います
それ以上実がなると栄養が足りなくなってしまい、どれも中途半端なトマトになってしまいます
間引きの対象となる実は、最優先に摘み取るべきは「異常のあるもの」それ以外は、複数あるうちの小さいものから順に摘み取っていきましょう
↓以下に、間引くに当って摘果すべき実をまとめましたのでどうぞ~
・奇形のもの
形のおかしいトマトは摘み取ってしまいましょう
横に長いトマトは栄養を吸いすぎてしまっているので、それだけ大きく育ってしまい、他は育たなくなってしまいます
・病気のもの
一度トマトをチェックして腐りが無いか確認しましょう
トマトのお尻が黒っぽく変色していたら「尻腐れ病」です
尻腐れ病は、トマトの生理現象みたいなものです
腐っていたからといってトマト自体が病気なわけではありません
肥料のバランスや水の量によって起きてしまうものなのでしっかりと対策をすれば他の実は収穫できます
また、摘果作業と一緒にわき芽やヘタの部分の枯れてしまった花などを一緒に摘み取ってしまいましょう
枯れた花をそのまま付けておくとカビの原因になったりします
わき芽の処理の仕方はこちらにまとめましたので参考にしてください
トマトの間引きの仕方、わき芽かきはいつから?余計な葉っぱは切る
トマトを摘果のタイミングは?
トマトの摘果のタイミングですが、実の大きさが2~3cmくらいに成長してからでいいでしょう
そのぐらいの大きさになれば全体の数も把握しやすくなります
実が成ったのはいいけれど、うまく育たないものもいますから少し様子見ですw
ただ、あまり大きく育てるのも栄養の無駄使いになってしまうので、ある程度の大きさにまで育ったら早めに摘み取ってしまいましょう
ちょっともったいないような気もしますが、残しておくと他の実も育ちにくいのでここは心を鬼にしてさよならしましょう(´;ω;`)
トマトは青くても食べられる?
摘み取ってしまった実は食べられるのだろうか?
結構な量になりますし勿体ないですよね
青りんごとかありますし青トマトも・・・(((((;`Д´)≡⊃)`Д)、;'.・
結果としていうと、青いトマトは
限りなくアウトに近いセーフ
どういうことかというと、まだ熟してない青いトマトって実は毒があるんですよ
トマトの茎や熟していない実には「トマチン」という成分が含まれています
何だかかわいらしい名前ですが、このトマチンという成分はじゃがいもの芽の毒の親戚みたいなもので、大量に食べると中毒症状を起こします
ヽ(♯`Д´)ノ毒があるなら食べられないじゃないか!アウトでしょ
といった声が聞こえてきそうですが、このとまちん
元々はトマトが虫に食べられないよう忌避のための成分なので、体の大きい人間には大したことありませんw
人間の場合、中毒症状を起こすのに未成熟のトマトを20個くらい食べないとおきないので多少食べても問題はありません
20個も食べたら中毒の前にお腹壊す(´・ω・)
また、気になるお味ですが、はっきりいってまずいですw
まだ熟していないので甘みやうま味というものがなく、たっぷりの「えぐみ」が出迎えてくれます
食感もトマト本来の瑞々しさが無く、シャキシャキとした食感です
人によってはこの食感が好きらしいですが、あまりおいしいものだとは思えない・・
人によって好みは千差万別ですが、毒を覚悟してまで食べるものではないと思います
まとめ
トマトは一度にたくさんの実を付けるので、バランスを整えるために摘果が必要です
一つの枝につき3~4つ程度の実を残し、残りは摘み取ってしまいましょう
摘み取った未成熟のトマトは食べることもできますが、あまりおいしいものではありません
微量ではありますが毒もありますので、大人しく捨ててしまったほうが良いかもしれません
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