トマトの甘くて美味しい育て方~病気の対策や虫の食害を防ぐ~
おいしいトマトを育てるためのポイントをまとめました
健康に育ったトマトは甘くてとても瑞々しいですよね
失敗すると実が割れてしまったりあまり甘くなかったりするので、美味しく育てるためのポイントを確認していきましょう
また、家庭菜園に病気や虫による食害はつきものです
対策をしっかりと立てて、美味しいトマトを育ててみましょう
トマトの美味しい育て方
トマトは元々南米のアンデス地方原産の野菜です
暑い地方で育つ野菜なので、乾燥や暑さに強くあまり水を必要としません
そのため、普通の野菜と違って水やりにもポイントがあります
トマトの水やりは地植えの場合必要?夏場や植え付け直後の頻度は?
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地中の水分が多すぎると、実が過剰に膨らんでしまい実割れの原因になったり、甘みの少ないトマトに育ってしまいます
・トマトは間引きが必要な野菜
また、トマトは非常に茎が枝分かれしやすい野菜です
あまり放置しておくと、すごい勢いで葉っぱが茂ってきます
葉っぱの密度が濃いと風通しが悪くなり、トマトが病気になったりカビが生えたりします
また、葉っぱや実が多すぎると栄養が分散しやすいため適度に間引きをする必要があります
葉っぱや実の間引きのポイントをまとめましたので参考にしてみてください
トマトの間引きの仕方、わき芽かきはいつから?余計な葉っぱは切る
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トマトの摘果の方法とタイミングはいつ?取った青い実は食べられる?
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トマトの病気対策
・トマトの連作障害
トマトは連作障害が出やすい野菜なので同じ場所に続けて作ると病気になりやすくなります
トマトの場合の代表的な連作障害は「青枯れ病」や「萎ちょう病」、「ネコブセンチュウ」などがあげられます
同じナス科なのでピーマンやナスを植えた場所に植えても発病しやすくなるので、ナス科の植物を植えた後は3~5年は同じ場所に植えてはいけません
・疫病
泥跳ねや雨水に濡れることで疫病に感染することがあります
雨よけ用のビニールシートを設置したり、マルチを敷いて泥跳ねやトマトに直接雨水がかからないように注意することで防ぐことができます
・うどん粉病
うどん粉病は家庭菜園でよくある病気の代表的な症状です
葉の表面に白い粉のようなものが付着していたらうどん粉病の可能性があります
うどん粉病の原因はカビですが、少し特殊な種類で「高温乾燥」を好みます
乾燥を好むトマトはうどん粉病にもなりやすく、水やりも少ないのでカビを洗い流せません
トマトのうどん粉病になる原因と対策を提案、無農薬で作れるスプレー
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トマトの虫対策
トマトに付きやすい代表的な害虫は以下の通りです
・ハダニ
・ハモグリバエ
どの虫もトマトに限らず様々な種類の植物に寄生し、爆発的な繁殖力を持つために駆除が大変です
・アブラムシの被害
アブラムシ単体にはさほど被害はありません
アブラムシは植物に寄生し体液を吸って栄養としていますが、病気を持った植物に寄生していた場合、その病気を伝染させる媒体となります
代表的な病気として「モザイク病」がありますが、植物の葉っぱや果実にモザイクのような模様ができます
こちらは一度感染してしまうと治すことは不可能であり、他の植物への感染源になってしまうために処分することになってしまいます
アブラムシが野菜に与える被害と退治法~無農薬でできるベランダ対策
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・ハダニの被害
クモのような形をした赤い小さな虫です
アブラムシ同様、植物の栄養を吸って生きていますが、恐ろしいのはその繁殖力です
一度の産卵で100匹近く増えてしまい、交尾の必要もなく単体での繁殖が可能
尚且つ孵化した時点で卵を持っているので恐ろしいスピードで繁殖していきます
一匹一匹は大したことがなくても恐ろしいほどの数で植物から栄養を吸うので寄生された野菜は枯れてしまいます
トマトの葉に蜘蛛の巣が!栽培における害虫駆除方法、卵の対処法
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・ハモグリバエの被害
葉っぱにラクガキのような白い線が入っていた場合、ハモグリバエの幼虫に寄生されている可能性があります
寄生されると葉っぱを内部から食べられてしまうため、光合成が出来ずに植物の成長に影響します
トマトの葉に白い線が・・野菜に付きやすい害虫の駆除方法と再発予防
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まとめ
トマトは元々乾燥に強くあまり水を必要としません
美味しいトマトを作るためにはできるだけ水は最小限に抑えましょう
また、美味しい実を収穫するためには病気や虫への対策が必要です
最悪枯れてしまうこともありますので十分に注意して美味しいトマトを育てましょう
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