栗の保存方法は?甘くなる下処理の仕方と賞味期限はいつまで?
秋の行楽シーズン、近所の公園で栗を拾いをしてきたりご近所さんからおすそ分けで頂いたりする機会も多いですよね
一回で食べきれないほどの量だった場合、保存しなくてはいけないですが栗は常温がいいの?それとも冷蔵庫?
栗の保存のやり方と保存する前にやっておくべき虫取りなどの下処理のやり方も確認しておきましょう
栗の保存方法は?
結論から言うと栗は冷蔵庫で保存しましょう
特に冷蔵庫のチルド室がベターです
余談ですが、買ってきた栗をすぐに茹でて食べるとあまり甘くないことがありませんか?
実は栗はチルド室で保存すると甘みが増しておいしくなります
元々栗は冬になると寒さから身を守る為にデンプンを糖に変化させます
つまり買ってきた栗を冷蔵庫に入れることで冬と勘違いさせて甘くしようという作戦
ただ、糖度の上昇が一番活発なのが0℃付近なので通常の冷蔵庫内ではちょっと足りない
通常のスペースよりも温度が低いチルド室が一番保存に向いています
なんとチルド室で保存した場合、常温で保存した時より糖度が2~4倍も上がります
チルド室に3日保存した状態で2倍、20日目で3倍、1ヶ月保存しておけば栗の糖分は最大の4倍にまで増えていきます
取ってきたばかりの栗は虫などが付いている心配があるので下処理をした後に冷蔵庫のチルド室で保存しましょう
栗の下処理の仕方
取って来たばかりの栗は非常に高い確率で虫がついています
特に栗拾いで拾ってきた栗は野生のものなのでそのままだとほぼ100%虫が湧きます(野生の栗の7割~9割は虫が卵を産み付けている)
持ち帰った栗は水に一日漬けておこう
持ち帰った栗はそのまま冷蔵庫に入れると虫が卵から孵化して実を全部食べられてしまうので帰ったらまず水道で軽く栗を洗い、水を張ったボウルの中に栗を漬け込んで一日放置しておきましょう
水に漬けておくことで栗に付いた虫は息ができないので死んでしまいます
この時にたまに浮いてくる栗がいますがあんまり気にしなくてOK
浮いてくる栗は中身が虫に喰われていたり未成熟でスカスカのものがありますが、たまに実がちゃんと詰まっていても浮いてくるので正直割ってみるまで分からないですw
ただし、栗の皮に小さな穴が開いている場合はすでに虫に喰われている可能性大
栗につく虫はある程度まで育ったら皮を食い破って外に出てしまうので穴が開いているってことはもう食べ終えたってことです
もう手遅れなので捨ててしまいましょう
漬け込んだ栗はそのままだと水分でカビてしまうことがあるので1日天日干しにした後新聞紙に包んでチルド室の中へ
栗の保存はいつまでできる?
栗は虫さえついていなければ比較的長持ちしやすい食べ物です
チルド室で保存した場合消味期限は1~3ヶ月ほど日持ちします
ただ、ほとんどの栗は虫出しをすれば問題ないですが、稀にやたらと生命力の強いやつは卵から孵化して栗を食べてしまいます
孵化した場合1週間くらいすると栗の中から穴を開けて出てきます
そんなに数は多くないですしあまり気にしないでもいいと思います
その栗は残念ですが他の栗まで食い荒らされることはないと思います
どうしても心配ならば1週間くらいは無事なはずなのでその間に食べてしまいましょう
栗の糖化は1ヶ月ほどかかりますが二日置くだけでも糖度は2倍になりますので2日~1週間の間に食べてしまえば問題ないと思います
また、茹でてしまうと日持ちしないので三日以内に食べてください
栗をもらったら冷蔵庫に
栗は非常に虫が付きやすい作物なので拾ってきた栗は早めに虫の処理が必要です
水に漬けこむとある程度の虫は殺虫することが出来ますが100%ではありません
チルド室で保存すると糖化が始まりますが虫が心配な場合は二日後~1週間程度で食べてしまったほうが良いかもしれません
栗の中に残った虫が心配!食べても大丈夫なの?と感じた方は続けてこちらの記事を読んでください
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