ゲリラ豪雨の前兆現象とは?発生する条件と起こりやすい場所
局地的に大雨を降らせるゲリラ豪雨が増えています
瞬間的に大雨を降らせるため天気予報のアメダスでも予測しづらく、突然の大雨の被害にあった人も多いと思われます
そんなゲリラ豪雨ですが、実は雨を降らせるまでにいくつかの前兆というものがあります
起こりやすい場所や条件などもありますのでしっかりと対策をして雨に備えましょう
ゲリラ豪雨には前兆現象がある
天気予報でも予測できないゲリラ豪雨は、一見予測不可能に思えますが実は直前にいくつかの前兆が見られます
ゲリラ豪雨が起きる直前に起きる現象として
・突然ひんやりとした冷たい風、もしくは生ぬるい風が吹く
・ラジオにノイズが入り込む
・突然セミが鳴き止む
・西の空に大きな雲が見える
ゲリラ豪雨となる原因は上空に発生した積乱雲です
日本では偏西風の影響で天気は西から東へ変わっていきますから西の空に背の高い大きな雲を発見した場合は天気が荒れる場合があります
・ラジオにノイズが入り込む
積乱雲は雷を生する雲でもあるので、ラジオにノイズが走ることがあります
ラジオや音響機器にノイズが走ったら西の空を見て大きな雲がないか確認してみましょう
・突然ひんやりとした冷たい風、もしくは生ぬるい風が吹く
ゲリラ豪雨が発生すると、大雨により急激に気温が下がりますので積乱雲が近づいてくると急に冷たい風が吹いてきたり湿気を帯びた生ぬるい風が吹いてきます
・突然セミが鳴き止む
さっきまでうるさかったセミが突然一斉に鳴き止んだという経験はないでしょうか?
一瞬にして鳴き止むので少し不気味ですが、これは大雨の予兆でもあります
セミは気温の変化に敏感で、気温が下がってくると鳴くのを止めます
人間にはわからないレベルでも敏感に感じ取りますので案外ばかにできません
ゲリラ豪雨の発生する条件
ゲリラ豪雨の原因は積乱雲です
積乱雲は大気の状態が不安定だと出来やすい雲です
上空と地上の温度差が高いと、強い上昇気流を引き起こして縦方向に長い雲を作ります
夕立や集中豪雨などが夏場に多いのは上空との温度差が激しいために積乱雲が発生しやすい条件を満たしているためです
条件さえ整えば20分程度で積乱雲が完成します
・なぜ大雨になる?
実は出来立ての積乱雲は雨が降りません
例え積乱雲の中で雨が発生しても、強い上昇気流のおかげでどんどんと上空へ押し上げられていきますので地表に落ちることはありません
時間と共に成長していった積乱雲は質量が上昇気流では抑えきれなくなります
上昇気流に逆らって落下した雨粒は落下と同時に空気も一緒に引きずり落としてしまうため、引きづり落とされた空気が下降気流となり一気に地表へ向けて落ちてきます
溜りに溜まった雨粒を空気がおもいっきり地面に叩きつけられるので瞬間的に強い雨が降ることになります
ゲリラ豪雨が起こりやすい場所
地表と上空の温度差が激しい場所は上昇気流が起きやすいのでゲリラ豪雨が発生しやすくなります
上昇気流さえあれば何処でも発生しますが、特に発生しやすいのは東京などの都市部です
都市部ではほとんどがアスファルトで舗装されているので照り返しが強烈ですね
通常熱は地面にある程度吸収されますが、アスファルトでは熱の逃げ場がありません
温度というものは熱いものから冷たいものへ移動しますから、地表の温かい空気は冷たい上空を求めて一気に上っていきます
さらに密集された建物が多いため空気は上に逃げるしかなく、強い上昇気流となって積乱雲を発生させます
そのため日中暑ければ暑いほど上空との温度差が激しくなり、ゲリラ豪雨の危険性が高まることになります
まとめ
ゲリラ豪雨が発生する直前は急に冷たい風が吹いたりなどの予兆があります
西側の空に大きな雲が見えたり冷たい風が吹いてきたら雨に気を付けてください
特に都市部ではゲリラ豪雨が発生しやすいので日中特に暑い日などはゲリラ豪雨に注意が必要です
コメントフォーム