雨の降る予兆は?直前に現れる雲と雨雲の移動方向から予測する
梅雨の時期に入り雨が多くなってくる季節がやってきました
突然の雨で洗濯物が全滅・・なんてこともよくありますが
実は雨は降る前の前兆というものがあります
雨が降る前に体に変化を感じたり、前兆となる雲が発生したりします
前兆をしっかりと見極めて、早めの対策をしましょう
雨の降る予兆を知る
今や、毎朝の天気予報や携帯電話のアプリで簡単に天気を予測できるようになりましたね
では、携帯電話やテレビなどが無かった時代にはどうやって天気を予測していたのでしょうか?
雨が降る時には必ず予兆というものがあります
雨が降る前に起こりやすい変化を知って、早めに雨に備えましょう
・湿った風が吹き始める
これからの季節、夕立など集中的に強い雨が降ることが多くなってきます
夕立の直前には独特の生暖かい風が吹き始めますので注意が必要です
風が無い場合でも、何となく空気が湿ってきたなと感じたら雨雲が近づいているかもしれません
また、これからの季節台風が心配です
到着予想日に南から暖かく湿った風が流れてきたら近づいている証拠なので十分に注意してください
・頭痛や体が痛む
以前に大きな怪我などをした人は、雨が降ると古傷が傷むことがあります
また、気圧が下がることで片頭痛持ちの人は頭が痛んだり、腰や膝が悪い人は関節が痛むなどの症状がでることがあります
雨の予兆として現れる雲がある
雨の予兆は雲の形でも判別することができます
よくある真っ黒な雨雲だけでなく、雨雲に発展する雲や夕立などの強い雨を降らす雲もありますので発見した場合は天気が崩れる恐れがあります
・乱層雲(雨雲)
一般的な雨雲と呼ばれる雲で、どんよりとしていていかにも雨が降りそうだと分かる雲です
雲の下側が黒ずんでくると雨が降り始める合図ですから見かけたら天気は下り坂となります
・高積雲(ひつじ雲)
まるでひつじの毛のように小さなもこもこの雲が沢山浮いているものをひつじ雲と呼びます
秋の空によく見られ、縦に長く伸びている場合と空一面に出ている場合があります
特に雨を降らせる雲ではありませんが、これが大きくなってくるようだと天気が崩れる恐れがあります
・高層雲(おぼろ雲)
写真では分かりにくいですが薄くもやがかかったような雲です
まるですりガラスのように太陽を覆うので空が薄暗く感じたら出ていることが多いです
おぼろ雲の厚みが増してくると雨雲に変化して雨が降ります
・積乱雲
いわずと知れた夏を代表する大雨を降らす雨雲です
山の上空の方にもくもくと背の高い雲が出始めたら夕立やゲリラ豪雨など非常に強い雨が降る可能性があります
雷雲でもあるので落雷などの危険性があります
近づいてきたら外を出歩かない方がよいでしょう
雨雲の移動方向
風が東側から吹いてきているのに何故か雲は逆の方向へ流れていくことがあります
雲は風に流されて移動するので、普通は東から風が吹いたら西に移動すると考えると思います
しかし、基本的には雲はほとんどが西から東へ流れていきます
・なぜ天気は西から変わる?
日本の上空にはジェット気流(偏西風)という気流が一年中流れています
この気流は名前の通り常に西からしか風が吹きません
しかも風速100mととんでもない強さの風なので上空の雲は全てその風に流されてしまいます
地表近くで逆方向に風が吹いていても上空では常に西風が吹いていますから天気は西から東へ移動していくことが分かります
まとめ
雨が降る前には前兆となるひつじ雲やおぼろ雲などが出ることがあります
このような雲が出てきた後は天気が崩れる前兆でもあります
また、積乱雲などの局地的な大雨が降る雲が発生した際には生暖かい湿った風が吹き始めるので体感的にもわかりやすいです
天気は西から崩れてきます
西の空に異常を感じたら雨が降る確率が高いので早めに対策をしましょう
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