トマトのうどん粉病になる原因と対策を提案、無農薬で作れるスプレー
トマトに白い粉のようなものが付着していた場合、うどん粉病の可能性があります
繁殖力が強く、そのまま放置しておくと果実が実らなかったり、ひどい場合は枯れてしまいます
初心者でも見つけやすい病気の一つなのでここで対策をしっかりと覚えていきましょう
トマトがうどん粉病になる原因は
うどん粉病はその名の通り葉の表面にうどんの粉のようなものが付着する病気です
このうどん粉のようなものの正体は「カビ」です
糸細菌という種類のカビですが、うどん粉病の原因となる糸細菌は少し特殊で湿度が低く、乾燥した気候を好みます
カビというとじめじめとして蒸し暑い場所を好むイメージがありますが、うどん粉病に限っては逆の環境を好むようです
水分を嫌い、乾燥を好むトマトとの相性は最悪ですね(;・∀・)
カビの進行が進み葉全体に白い粉が行きわたると、植物は光合成ができなくなったり
カビに栄養素を吸い取られて成長不良や最悪枯れてしまう原因になります
また、肥料のあげすぎもうどん粉病の原因になります
肥料の成分が窒素に偏っているとうどん粉病になりやすい苗ができてしまいます
一度容器の後ろ側の成分表を確認してみてください
成分表には大体N(チッ素)P(リン酸)K(カリウム)の比率が書いてあります
窒素が多い場合は肥料を変えてみたほうが良いでしょう
ちなみにこのうどん粉病という病気は
トマトのうどん粉病ならばトマトにしか発生しないという特徴があります
近くに別の野菜を植えていたとしても同じ野菜にしか伝染することはありません
葉っぱにラクガキのような白い線が走る場合は、うどん粉病ではなく「ハモグリバエの幼虫」による食害です
▼ハモグリバエによる食害の対策をこちらにまとめました▼
トマトのうどん粉病対策
本来ならば表面に付着しているものはカビなので雨や水やりである程度は流れ落ちてしまいます
ですが、ベランダなど雨の当らない場所は特にうどん粉病にかかりやすくなります
さらに、トマトは水を嫌いますのであまり頻繁に水で洗い流すわけにはいきません
簡単な方法としては農薬を使うのが一番楽ですが、家庭菜園をしている方には農薬はちょっと・・・という方も多いと思います
すでに葉全体に白い粉が付着している場合は薬の力に頼らないと対処は難しいですが、農薬を使わないでも初期段階ならば十分対応可能です
カビですから殺菌してしまえばいいのですw
殺菌効果の強いお酢や重曹はうどん粉の菌に対しても有効です
比較的どちらも入手しやすく、近所のスーパーやホームセンターなどにいけば安価で購入することができます
そのままだと少し濃いので水で希釈してスプレーにするといいですよ
もちろん無農薬ですから収穫間際でも使えますし安全に対処することができます
うどん粉病対策に無農薬スプレー
さて、肝心の無農薬スプレーですが、作り方は簡単です
重曹やお酢を買ってきて水に溶かすだけ
希釈せずにそのまま吹きかけるとカビ菌だけではなく植物までダメージを受けてしまいます
あまり濃度が濃いと植物が硬くなったり、茎が変形したりしてしまうので少し薄めて使います
重曹は色々な種類がありますが、口に入れるものですから安全を考えて食用のものを購入しましょう
重曹を希釈する量ですがおよそ800~1000倍ほどの割り合いで
お酢ならば50倍ほどの割り合いで混ぜましょう
一度に大量に吹きかけると葉焼けの原因にもなりますから、まずは一か所だけ吹きかけてみて、問題ないか確認してみるといいですよ
トマトのうどん粉病対策まとめ
トマトの葉に白い粉状のものが付着していた場合「うどん粉病」の可能性があります
進行も早いため疑わしい場合は早めの対処が肝心です
初期のうどん粉病ならば無農薬でも対処可能なので見つけ次第、重曹を使ったスプレーで対処しましょう
重曹もあまり濃すぎると植物を痛めてしまいますので800~1000倍くらいまで希釈をして使うことがおすすめです
▼トマトのまとめ記事を作りました!▼
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