トマトの葉っぱに白い線が野菜に付きやすい害虫の駆除方法と再発予防
最近はホームセンターなどで手軽に野菜の苗を買うことができるので家庭菜園を楽しんでいる方も多いですね
初めて家庭菜園を行う方にとっては色々と戸惑うことも多いと思います
野菜によって色々注意が必要ですが、今回はこれからの季節おいしい夏野菜の定番!トマトに注目
トマトの葉っぱに白い線が出た時の対処法について説明していきます
トマトの葉っぱに白い線模様が・・
毎日愛情込めて育てたトマトの葉っぱに突然白いらくがきのような模様が!!!
見た目も非常に目立ちますし、園芸初心者の方ならばびっくりして病気を疑ってしまいますよね
このような白い線模様が出てきてしまった場合は「ハモグリバエの幼虫」の仕業と思われます
ハモグリバエは植物の葉っぱの中に卵を産み付けるので葉っぱの中で卵が孵化して幼虫になります
孵化した幼虫は葉の内部を蛇行しながら内部から葉っぱを食べてしまうのであたかもラクガキをされたかのような白い模様ができます
葉っぱにラクガキをするような跡が付くことから別名エカキムシとも呼ばれています
少数の場合はさほど被害はありませんが、非常に繁殖能力が高く、ハモグリバエが一度に産卵する卵は400個もあるそうです
食害がひどく、葉が真っ白になるまで侵食されると植物の生育が悪くなり、品質の低下や収穫量の減少などの被害をもたらします
最悪の場合は光合成することができずに枯れてしまいます
また、似たような症状で葉が白くなるうどん粉病という病気もありますが、
こちらとの見分け方としてはうどん粉病の場合は線状ではなく葉っぱにうどん粉のような粉が吹き始めます
▼うどん粉病の場合はこちらへ▼
トマトに付きやすい害虫の駆除方法
ハモグリバエを駆除する方法は一般的には農薬を使われます
ハモグリバエに使われる農薬はコロマイト乳剤やプレオフロアブル、カスケード乳剤があります
また、ハモグリバエは黄色い色に引き寄せられるという習性を持っていますので黄色い粘着シートを置いて捕獲する方法が良いです
ですが、これはあくまで成虫の場合のみであり、
幼虫に関しては葉の中にいるために農薬も粘着シートにもひっかかることはありません
幼虫は白い線の先端にいます
体長2mm程度の小さな虫ですので指で潰してしまいましょう
虫を指で潰すのに抵抗がある場合は針やつまようじなどでぷちぷち刺していきましょう
直接触れることもないので虫に抵抗がある方におすすめです
食害が進み、葉の白い部分が多い場合は思い切って葉っぱごと切り取ってしまうのもいいです
トマトに付く害虫予防
葉っぱの中をうごめく幼虫を退治してもまだ孵化していない卵が残っています
幼虫が通った跡は非常によく目立つので発見しやすいですが、まだ孵化していない卵は分かりにくいですよね
出来れば跡が付く前に卵の状態で駆除しておきたいものです
卵を見つけるポイントとしては葉っぱの表面に針で刺したような白い点々が見えたらそこに卵が産み付けられています
幼虫と同じように針でぷちぷちしてあげましょう
潰したそばから成虫に卵を産み付けられると思いますが根気よく対処する必要があります('A`)
トマトの葉っぱにつく白い線まとめ
野菜の葉っぱに白い線状の模様が浮かんだら「ハモグリバエの幼虫」が寄生しています
幼虫は葉っぱの中に住み着いているため、農薬を散布しても効き目はいまいちなので指や針などで直接潰してしまいましょう
目立ちやすい幼虫と違って卵は見つけにくいですが、葉っぱの表面に小さな白い点があるようでしたらそこに産み付けられています
同じように針で潰すことができるので被害がでるまえに早めに対処してしまいましょう
▼トマトのまとめ記事を作りました!▼
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