食品

トマトの葉に蜘蛛の巣が!栽培における害虫駆除方法、卵の対処法

目安時間 6分


ベランダの家庭菜園として人気のトマトですが、いつのまにか葉っぱに蜘蛛の巣のようなものが張ってある時があります

 

葉の裏側に赤いクモのような虫がいたら、そのまま放置しておくと枯れてしまうかもしれません

 

トマトに付きがちな害虫の正体と駆除の仕方についてまとめました~

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トマトの葉っぱに蜘蛛の巣が

トマトにクモの巣のようなものが張ってあり、尚且つ葉の裏側に赤いクモのような虫がいた場合、

 

それはハダニかもしれません

 

ハダニは名前の通りダニの仲間ですが見た目は足が8本あり、クモに近い形をしています

 

体調0.3~0.5mmととても小さく、注意して見ないと気づかないことがほとんどです

 

乾燥した場所を好むため雨の当らないベランダでの栽培では悩みの種になる害虫です

 

特に乾燥した環境を好むトマトは環境が一致しているので寄生されやすい野菜です

 

梅雨明けから行動が活発になり、夏場に向けてピークになります

 

寄生された植物は栄養を抜き取られて最悪枯れてしまいます

爆発的な繁殖力

数が少ない場合は特に問題はないのですが、問題はその繁殖能力

 

ハダニは繁殖に交尾をする必要がなく、単体でも増えることができます

 

1匹辺り50~100個ほどの卵を産み、尚且つ産まれた時点ですでにお腹に卵を身ごもっており、10日ほどで成虫に進化してしまうというとんでもないやつです

 

1匹でそれなのでそれが100~200と集まったらどうなるか・・

 

そのまま放置しておくと手が付けられなくなるので早めに対策をしましょう

ハダニを見分けるポイント

・葉に白い斑点上の跡がある
ハダニは針のような口を刺して寄生します。刺された部分は白い斑点上の跡が残ります

 

・クモの巣のようなものができる
ハダニはクモの糸のようなものを使い移動しています。ハダニの数が多くなってくるとクモの巣のようなものを作り始めます

 

・植物の元気がなくなってきた
まだ数が少ないうちは特に問題はありませんが数が多くなってくると植物の元気がなくなり、落葉、蕾が開花しない、枯れるなどの被害があります

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トマト栽培における害虫駆除

ハダニは水に弱いという弱点を持っています

 

普段の水やりでも十分効果はありますが、トマトは乾燥を好むため水やりの量が少なく、ハダニが増えやすい野菜といえます

 

また、すでにクモの巣を張られている場合、相当量なハダニが繁殖しているでしょう

 

下からシャワーをかけるのが一番簡単なのですがトマトはあまり水を与えたくないのでハダニ用の農薬を使っています

 

ただしハダニは薬剤耐性の高い虫であり、農薬や殺虫剤でも生き残りがいた場合すぐに耐性ができてしまうので何種類か用意しておく必要があるでしょう

 

また、ハダニの寄生に気付くころにはすでに広範囲に渡って寄生している可能性があります

 

他にも野菜にも寄生してる可能性があるので全て水で洗い流しておきましょう

 

すでに枯れてしまった葉や寄生の多い葉など不必要なものは極力切り落とし葉っぱごと処分してしまうというのも手です

 

ハダニは非常にしつこいので根気との勝負になります

トマトの裏に害虫の卵が

ただでさえ小さいハダニは卵になるともっと小さいです

 

卵の直径は0.1mm、透明なのでほとんど肉眼で観察することが難しいです

 

ハダニ用の農薬は卵にも効果がありますが、スプレーなどで噴霧した場合、ほぼ確実に取りこぼしがあるといっていいでしょう

 

1つでも残っているとまた爆発的に増えますので非常に根気のいる戦いです(;´Д`)

 

卵は2~3日で孵化しますのでハダニが消えるまでただひたすらに殲滅と繁殖を繰り返す作業になります・・

トマトのハダニ対策まとめ

乾燥した環境を好むトマトはハダニが住み着きやすい野菜です

 

非常に小さいため気づいたころには大繁殖していることが多く、クモの巣を張られている場合はすでに相当な数がいると思われます

 

駆除のために弱点である水を使いにくいので根気よく農薬を撒く必要がありますが薬剤耐性も強いためすぐに効かなくなるので複数の薬剤を使い分けることが必要になります

 

1つでも卵が残っていると再度大繁殖する恐れがあり、根絶するまでひたすらに戦い続けることになります

 

非常に根気のいる作業ですが収穫のためにもがんばってください(;・∀・)

 

▼トマトのまとめ記事を作りました!▼

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