はしかの症状初期の見極め方感染する確率、予防接種で抗体出来る期間
ニュースでは最近はしかが流行していると報道されていますが、そもそもはしかになるとどのような症状がでるのでしょうか?
はしかの初期での症状や感染する経路や確率などをまとめました
また、これだけ話題になっていると予防接種を受けにいく方も多いと思いますが、予防接種を受けてから抗体ができるまでどのくらいかかるのか?などの疑問にお答えしていきます
はしかの症状初期での見極め方
はしかは非常に感染力の強く
はしかは感染してから10~12日間の潜伏期間を経て発症します
潜伏期間を終えると初期症状として発熱をおこし、38℃前後の熱が2~4日続くと言われており、同時にカタル症状(咳、鼻水、目の充血など)を伴うこともあり徐々に悪化していきます
初期症状としては風邪と症状が似ているため分かりにくいですが、発疹出現の1~2日前になると口の中の粘膜に約1mm径の口内炎のような白い発疹(コプリック斑)が現れるようになります
上記のような初期症状の後に、全身に赤い小さな発疹ができて40℃近くの高い発熱といった症状が出るため、風邪かな?と感じたら口の中に白い小さな発疹が出来ていないか確認し、一度病院で検査してもらいましょう
麻疹の疑いがある場合、咽喉の検査や血液検査など必要な検査をしてもらえるはずです
はしかは非常に感染力の強い病気です
そのまま病院に診察に行くと不特定多数の人にうつしてしまうことがあります
受診の際には必ず事前に電話連絡をして医師の判断を仰ぎ、出来るだけバスなどの公共機関は避けるようにしてください
・38℃前後の発熱
・咳
・鼻水
・くしゃみ
・目の充血
・口の粘膜に白い斑点ができる
はしかに感染する確率
ニュースでも騒がれているようにはしかは非常に感染力の強い病気です
免疫がない集団に1人発症者がいた場合、一度に12~14人程度の人間にうつるといわれています
同じく感染すると怖いインフルエンザウイルスでも1人につき1~2人ほどにしかうつらないといわれているのでその感染力の強さが分かると思います
免疫の持たない人の体に麻疹ウイルスが侵入してしまった場合、90%の確率で発症するようです
また、はしかは一度感染すると抗体ができるので二度とかかることはないと言われていますが
実はこれは嘘です
実は抗体のある人も本人の知らない間に何度もはしかに感染しています
ただ、はしかの抗体は体内に長期間保存されているため感染しても症状がでることなく対処してくれています
がっ!
長期間にわたり再感染が行われないと感染した時の免疫能力が徐々に落ちていき、最後には忘れてしまいます
子供のころに予防接種したからだいじょーぶと高をくくっていると体の方はすっかり忘れていて再度感染した時に症状が出ることがあります
はしかの予防接種を受けて抗体ができるまでの期間は?
はしかは感染力が強く、マスクや手洗いなどで完全に防ぐこともできないため非常に厄介です
さらに一度発症してしまってからでは効果的な治療方法はなく気力のみで治すことになります
一度かかってしまえば抗体ができてしまうので一番の予防法は予防接種により麻疹ウイルスに対する免疫を獲得することになります
抗体はワクチンを接種してから約2週間後に出現しますのでレジャーなど人通りが多い場所に行く場合前もって予防接種を受けておきましょう
またすでに感染していた場合でも、72時間以内であれば発症を抑えることができる可能性があります
ただし100%ではないのでやはり事前に予防接種を受けておくことをおすすめします
はしかの症状と予防まとめ
はしかは非常に感染力の強い病気です
子供のころに予防接種を受けていても、長い間ウイルスと接触が無かった場合感染する恐れがあります
風邪に似た症状のため気づかずに人にうつしてしまうこともあるため、発熱や咳、くしゃみなどが出た場合一度病院で診てもらうことをおすすめします
予防接種のシーズンやはしかが流行してからではワクチンが不足している場合があるので予防接種を受けていない方はできるだけ早めに連絡をして受けておきましょう
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