蜂に刺された時の症状と応急処置の仕方、薬は何がいいの?

目安時間 6分

夏から秋口にかけてすずめ蜂の活動は活発になり、毎年多くの死傷者がでています

 

特に秋口はスズメ蜂の繁殖期になりますので非常に攻撃的で刺される危険性も高くなります

 

もしも蜂に刺されてしまった事態に備えて蜂毒の症状と応急処置の仕方や薬の塗り方などをまとめました

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蜂に刺された時の症状

蜂の毒の特徴はなによりその反応の速さです

 

蜂に刺されてから15分以内に症状が発症します

 

蜂に刺されたのが初めての人や蜂毒アレルギーが無い人は数日間の局部的な腫れで済みますが、花粉症などアレルギー反応の強い人は稀に全身に蕁麻疹(じんましん)が発症する場合があります

 

その他にも嘔吐、発熱、呼吸困難などの症状があり、最悪の場合は命を落とします

 

この症状は蜂毒で有名なアナフィラシキーショックという症状ですが、これは蜂に刺されるのが2回目以降に発症すると言われています

 

ですが実は初回でもこのような症状がおこることもあり、もしも蜂に刺されてから発熱や呼吸がしにくいと感じたら速やかに医者に診察をしてもらうことをお勧めします

 

ちなみに蜂に刺された時に行く病院ですが、局部的な腫れのみの場合は皮膚科へ、発熱や呼吸不全などのアレルギー症状が出た場合はアレルギー科になります

 

回数を重ねるごとに発症しやすくなるアナフィラシキーショックですが、蜂に刺されて死に至るのは何度も刺された人よりも初めて刺されたケースのほうが多いという報告もあります

蜂に刺された時の応急処置

蜂の毒は非常に回りが早く、刺されてから15分で症状が発症するためスピードが命となります

 

蜂に刺された時に迅速に行うための応急処置をまとめました

 

・その場を離れる

スズメ蜂などは一度敵を認識すると何度も攻撃してきます

 

被害をこれ以上増やさないためにもすぐにその場から逃げてください

・毒針はすぐに抜く

スズメ蜂の毒針はのこぎりの歯のような形状をしており針を刺した時に簡単に抜けないようになっています

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スズメ蜂の習性として一度の攻撃で何度も針を刺すことが多いのですが、抜けにくいこともありたまに針が刺さったままになってしまうことがあります

 

針が刺さったままだとそこから毒が流れてきますのですぐに抜き取りましょう

 

この時に注意しなければならないのが素手で針を抜いてはいけないということです

 

素手で抜くと針を掴んだ際に毒を押し込むことになり、体に毒が大量に流れてしまいます

 

針を抜くときはできるだけピンセットなどで丁寧に、もしなければプラスティックのカードなど比較的硬いもので針を横から払うような感じで抜きましょう

・流水で洗いながす

蜂の毒は水に溶けやすいという性質があります

 

蜂に刺されたらすぐに流水で毒を洗い流しましょう

・ポイズンリムーバーを使う

アウトドアの必須品、体内に残った毒を吸い出してくれる便利グッズです

 

アウトドア用品店などで購入することができます

 

蜂だけでなく虫刺され全般、ハブなど危険な毒も吸い出してくれるのでもしもの時に備えて一つは持っておいた方がいいです

 

※毒の吸い出しに口で吸いだす人がいますが危険なので絶対にやめてください

口の中の僅かな傷や歯茎の間からでも毒は周りますので非常に危険です

蜂に刺された時におすすめの薬

一通り応急手当が終わったらできるだけ早めに薬を塗りましょう

 

おすすめの薬としては抗ヒスタミン軟膏とステロイド軟膏があります

 

抗ヒスタミン軟膏はかゆみの原因となるヒスタミンを抑える効果があるために虫刺され特有のかゆみを抑える効果があります

 

我慢できないかゆみですと掻きむしったりなどして2次被害がおこる可能性があるのでできるだけ早めに塗って患部を冷やしてください

 

ステロイドと聞くとあまり良いイメージを持たない方が多いと思いますが用法容量をきちんと守れば非常に優秀な薬です

 

かゆみの原因となる炎症を抑えてくれる効果があるため虫刺されに非常に効果的な薬です

まとめ

蜂が活動的になるシーズンはいきなり襲われることも多いです

 

スズメ蜂など危険な生物の場合は命に関わりますので迅速な治療が必要となってきます

 

人によっては初回でもショック症状を起こすこともあるので発熱や呼吸がしずらいと感じたらすぐに病院にいきましょう

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