お金

病院のお金が払えない。医療費を自治体に負担してもらう方法は

目安時間 13分

 

突然の事故や病気などにより多額の医療費が必要になった時

病院代が払えるのか心配になりますよね

 

 

特に任意の生命保険に入っていない場合なおさら心配ですよね

 

 

けど実はその医療費、

大幅に負担を減らすことができるかもしれません

 

 

実はあまり知られていませんが

医療費が高額の場合や所得が少なかったり一時的に無職になってしまった場合など

医療費の支払いが困難な時に支援してくれる制度が存在します

 

 

うまく活用できれば医療費の負担を大幅に減らすことができるかもしれませんよ

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病院のお金が払えない

事故や病気などで高額な医療費が発生してしまい

お金の支払いが困難な場合、

 

 

まずは受診した医療機関と相談してみましょう

 

 

大きな病院ですと院内にソーシャルワーカーと呼ばれる

医療費の支払いの相談に乗ってくれる専門の職員さんがいたりします

 

 

現在手持ちが無くて支払いが難しい場合や

収入が少なくて一括で支払いが難しい場合など

 

 

どうしても支払いが難しい場合には

分割支払いや診察代の後払いを提案してくれることがあります

 

 

ただ、全ての病院でソーシャルワーカーさんがいるわけではありませんし

分割を了承してくれるかは病院次第なので絶対というわけではありません

 

 

℃の様な場合にしろ相談するだけなら無料ですから

ダメ元で相談してみてはいかがでしょうか?

 

 

医療費の支払いの相談に行く際には出来るだけ現状が分かるように

以下のものを持っていくと話しやすいかと思います

 

・収入が分かるもの:給料明細

・支出が分かるもの:銀行口座

・保険加入の場合、保険証書

 

医療費を自治体が負担してくれる制度

 

病院に相談の上支払いを待ってもらえたとしても

医療費が高額の場合、支払いが難しいですよね

 

 

入院や手術などにより高額の医療費が発生した時、

入院中などにより収入が途絶えてしまった時に活用したい保証制度をまとめました

 

 

一定金額以上の医療費を負担してくれる高額療養費制度

通常、国民健康保険や社会保険に加入している場合

医療費の負担は3割です

 

 

診察代1万円かかった場合は通常自己負担額は3,000円です

 

 

ですがっ!

 

 

実は健康保険にはひと月事に上限額が決められており

自己負担額が一定の金額以上になった場合

差額分は後から払戻しされるという制度があります

 

 

この制度は一か月の間に自己負担金が上限額以上になればOKなので

複数の病院に行ったり、何度も通院した場合でも適用されます

 

 

適用される上限額は大きく分けて5つに分かれており

所得に応じて上限枠が計算されています

 

高額医療費制度適用区分

 

参照:厚生労働省(https://www.mhlw.go.jp/content/000333280.pdf

 

表を見てもいまいち分からないよ!

という方がいましたらこちらで高額医療費制度のシュミレーションをすることができます

 

 

▼高額医療費シュミレーション▼

https://www.ayumi-pharma.com/medical/commons/drug/medical-care-system-simulation.php

 

 

表だけでは分かりにくいのでちょっと例題を出してみましょう

 

 

Aさん(30代男性)
年収:400万
ひと月にかかった医療費:10万円

 

このような条件の場合

年収が400万なので区分は表の「ウ」に分類します

 

 

Aさんが今回かかった医療費は10万円なので

先ほどのシュミレーターを使うと自己負担額は80,763円

 

 

残り差額分の19,237円はお金が戻ってきます

 

 

高額医療費制度の自己負担上限額は月単位の計算です

 

医療費の支払いを分割にした場合、

合計の自己負担金が上限以上でも

1ヶ月ごとの支払いが自己負担金額の上限に満たない場合受理されません

 

高額医療費制度を利用する場合はできるだけまとめて支払った方が負担は少ないです

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高額医療費制度が適用されるものは?

高額医療費制度が適用されるものは以下のものです

 

 

  • 保険適用の診察費・入院費・手術費
  • 薬代(病院が発行した処方箋によるもの)

 

 

保険適用外の最先端の治療や未承認の薬など

保険が適用されないものは高額医療費制度を利用することはできません

 

 

また、入院した際の食事代やパジャマやベットのシーツなどの身の回りの消耗品、

個室に入院した場合の差額ベッド代なども適用外です

 

高額医療費制度はいつ入金される?

高額医療費制度は手続き完了から銀行口座に入金されるまで

およそ3ヶ月程度かかります

 

 

けれど今すぐ治療費が必要な場合、そんなに待っていることはできませんよね

 

 

そのような場合、高額医療費制度が適用されるまでの間

無利息で貸付を行ってくれる「高額療養費貸付制度」というものがあります

 

 

この制度は今すぐ治療費が必要な場合

高額療養費で返ってくる8割(国民健康保険の場合は9割)を

先に貸してくれるというものです

 

 

借りたお金は返却する必要がなく、

高額療養費の払い戻しの時に残りの2割だけ後日銀行口座に振り込まれることになります

 

 

ただし、こちらも即日に振り込まれるというわけではなく

振込までに2~3週間ほどの時間を要します

 

 

治療費が今すぐ必要な場合は?

一度キャッシングサービスなどを利用して

後日振り込まれたお金で返済するという方法があります

 

 

ただ、キャッシングサービスを利用すると利息が心配ですよね

 

けど実は高額療養費貸付制度を利用したキャッシングの場合

利息無しで借りることができます

 

というのも大手キャッシングサービスのプロミスは

初回に限り30日間無利息でキャッシングできるからです

 

しかもWeb予約の場合

即日30分で融資が可能なので今すぐ治療費が必要な場合でも対応可能です

 

高額療養費の貸付金が送金されるのは大体2~3週間なので

一旦キャッシングサービスでお金を借りておいて

無利子の期間内に返してしまえば実質負担金はゼロで済みます

 

入院で働けなくなっても収入が保証される傷病手当

 

病気やケガで働けなくなってしまうと医療費だけでなく

生活費にも困ってしまいますよね

 

 

病気やケガで現在仕事に就く事が出来ない場合に限り

最長で1年6カ月間年収の一部を保証されるという制度です

 

 

傷病手当を受け取るための条件は

 

  • 連続して三日以上、合計4日以上休んでいる
  • 休業期間中の給料の支払いがない
  • ケガや病気などで就業が難しい場合
  • 社会保険に加入している

 

 

傷病手当を受給するのに必要な4日間は

待機期間と言われ、こちらは休養期間中に有給を使った場合でも受理されます

 

 

また、ここで言う「病気やケガ」とは、業務外の事由で、

医師から労務不能(仕事に就くことができない状態)」と診断されたときです

 

 

ケガや病気だけでなく、

心の病により働くことが困難と診断された場合にも傷病手当は利用することができます

 

 

ただし、注意点として傷病手当は健康保険加入者への保険です

国民健康保険加入者は適用外です

 

傷病手当で貰える金額は?

傷病手当で貰える金額の一日辺りの計算は

 

 

【支給開始日以前の継続した12ヶ月間の標準報酬月額を平均した額÷30日×2/3】

 

 

もし保険料の支払いから1年に満たない場合は、

 

 

■支給開始日の属する月以前の継続した各月の標準報酬月額の平均額

■28万円

 

 

どちらか少ない方の金額が適用されます

 

 

色々と細かい計算がありますが大よそ自分の給料の2/3程度と覚えておけばOKです

 

傷病手当の計算方法は月給を元にしているので

ボーナスなどは計算に含まれません

 

会社の給与体系によっては年収よりも大きく収入が下がることもあります

 

病院でお金が払えない時まとめ

ケガや病気などで高額な医療費が発生してしまった場合

まずは院内のソーシャルワーカーに相談しましょう

 

 

一定以上の医療費が発生した場合や入院によって収入が途絶えてしまった場合、

高額療養制度や傷病手当などを利用することができます

 

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