夏の現場で出来る暑さ対策熱中症の危険がある温度やなりやすい人とは
梅雨が明けて暑い季節がやってくると怖いのは熱中症です
特に現場で働いている方は炎天下での作業になりますので熱中症のリスクが高く心配ですよね
特に建設業の方は毎年熱中症にかかる人も多く、同じく熱中症にかかる人の多い製造業の方と比べても2倍も多く運ばれているようです
熱中症の注意が必要になる季節がやってきますので現場でもできる熱中症対策や熱中症になりやすい条件などをまとめてみました
夏の現場での暑さ対策
熱中症の死亡事故の約6割は建設業だといわれています
厚い布地の作業服や重装備、ヘルメットなどをしているため高温多湿の作業環境であることが多く、加えて肉体労働のために体温が上がりやすいため熱中症のリスクが非常に高くなります
熱中症の予防対策をしないといつかぶっ倒れますので対策が必須です
遮熱ヘルメットを使う
直射日光を避けることのできない現場ではヘルメットの中で熱がこもり大変なことになっています
直射日光を避けることのできない建設業では炎天下で日差しをもろに受けてしまいます
直接日差しを受けるのでヘルメットの内部に熱が籠りやすく頭がぽ~っとしてきて危ないです
炎天下での作業用に作られた遮熱ヘルメットだと赤外線を反射するので内部に熱が籠りにくく温度上昇を防いでくれます
首元を冷やす
定期的に濡れたタオルを首にあてたりヒエピタなどを貼りましょう
首元は太い血管が沢山集まっている場所なので冷やしてあげることで冷たくなった血液が全身にいきわたり体中を冷やしてくれます
同じく手首や足首も効果があるので冷やしてあげましょう
水分はこまめに
当たり前ですが炎天下での作業中にはたくさん汗をかきますので水分を補給しないと脱水症状を起こしてしまいます
この時注意しないといけないのは水の温度と量
お水は常温が良いといわれているが、スポーツや炎天下での作業などで体温が上がっている場合は「冷たい水」が良いそうです
水は冷たいほうが体への吸収率が良いので、すぐに体を冷やしたい時は冷たいほうがよいそうです
また一度に大量の水を飲んでもあまり効果はないのでこまめに少量づつ取ることが大切です
喉が渇いてからでは遅いので水分補給は自覚症状のあるなしにかかわらずこまめに行いましょう
熱中症の危険がある温度は
真夏日と呼ばれる最高気温が30℃以上になると熱中症リスクが発生し始めます
さらに猛暑日と呼ばれる35℃以上で急激に増加し始めます
また湿度も大きく関わっていて、気温が25℃以下であっても湿度が80%以上ある場合は注意が必要になってきます
ただし、これは健康な人が普通にすごしている時が条件であって、現場仕事の方などはもっと厳しい条件になります
また、熱中症になりやすい時期として梅雨明け直後が多く見られます
この時期はまだ体が暑さに慣れていないため熱中症にかかりやすいです
熱中症になりやすい人とは
同じ環境で作業していても熱中症になりやすい人となりにくい人がいます
では、どのような人が熱中症になりやすいのでしょうか?
朝食を取らない
人間は夜寝ている間に大量の水分が失われているので実は起きた時には脱水状態になっています
食欲がないからと朝食を食べずに出かけると脱水症状のまま作業をすることになるのでとても危険です
理想はちゃんとした食事ですが食欲が無かったり時間が無い場合は栄養補給用のゼリー(ウィダーとか)でもいいので冷蔵庫に何個かストックしておくのもいいですね
二日酔い
お酒を飲むと肝臓や腎臓が水分を使って尿として排せつします
お酒が残っている状態だと脱水症状を引き起こしやすく危険です
睡眠不足
睡眠不足で十分な休息が取れない場合、体力がないため暑さに耐えきれません
寝苦しい夜もあるとは思いますがエアコンをつけるなどして心地よい環境を作りましょう
ただし寝るときに直接エアコンの風をあてると脱水症状をおこすのでやめましょう
夏風邪や下痢
体調がすぐれない場合も体力が落ちているため熱中症になりやすくなります
特に下痢は脱水症状になりやすいので注意が必要です
体調がすぐれない時はあまり無理をしないでくださいね
以上のような症状がある方は健康な人と比べて熱中症になりやすくなります
現場の熱中症対策まとめ
現場で働いている方は通常の方より熱中症のリスクが非常に高いです
日中作業中にはできるだけ熱の籠りにくい服装で、小まめに水分を取る、首元を冷やすなどして体温を上げないように気を付けてください
特に暑さに慣れていない梅雨明けなどは対策もおろそかになりがちなので注意が必要です
また、体調がすぐれない場合は熱中症にかかるリスクが高いので上司に報告するなどして休憩を多く取らせてもらい無理をしないでくださいね
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