年金が高すぎて払えない。減額の条件は?将来貰える額はどうなる?
国民年金の支払いは所得に関わらず一定の金額を支払うため、所得が少ない人にとっては負担が大きくて支払い続けることが困難になってしまうことがあります
毎月の年金の支払いが難しい場合、条件を満たすことで保険料を免除してもらうことができます
年金の未納を続けていると最悪財産の差し押さえをされることもあります
支払いが難しい場合は無理をせずに免除申請へ行きましょう
年金が高すぎて払えない時は
国民年金は収入の量に関係なく一定の金額のため低所得者にはかなりの負担になります
正社員として働く場合、会社が給与から天引きしてくれているので払い忘れというものはありませんが、アルバイトなどで生計を立てているフリーターや自営業者などは収入によっては年金が支払うほど余裕がありません
結果として年金の保険料を払うことが出来ず、未納が続いてしまうと最悪財産の差し押さえまでされてしまいます
年金を支払えない場合は減額申請を
所得が少なくて生活に余裕が無い場合、市役所や近くの年金事務所にて相談すると所得に応じて減額や納付を待ってくれることがあります
ここで大切なのは減額期間中は満額支払いをしていなくても未納扱いにはならないという所がポイントです
無理して支払いを続けても未納が続くと様々なデメリットがありますので決して無理をせずに窓口へ相談に行くのがおすすめです
・年金事務所から催促の通知
・財産の差し押さえ
・障害年金と遺族年金の受け取り不可
・老後年金がもらえない
・延滞料金がかかる
年金事務所から催促の通知
納付期限を過ぎても年金の納付が認められない場合、年金事務所から催促のハガキや電話があります
この時点で支払いをしていれば特に問題はありませんが何度も延滞していると頻繁に電話がかかってくるようになります
以前生活が苦しい時に満足に保険料すら払えない時期があり、何度も保険料を延滞していた事がありました
これは何年も前のことですが、最近一度だけ払い忘れていたらすぐに電話がかかってきました
恐らく何度も滞納していたことによってブラックリストに乗ってしまったのでしょう
あの時から2~3年経っても目を付けられているくらいですから一度乗ってしまったらアウトかもしれませんね
財産の差し押さえ
催促状の通知を無視し続けると銀行口座や財産などの差し押さえが始まります
これには何回かの段階があり、いきなり財産が全て没収されることはないようです
あくまで最終手段なので少しでも返却する姿勢があれば回避できます
ですが、一度差し押さえが始まると口座なども含めて全て差し押さえされます
しかも一度差し押さえられたらなかなか返してくれません
自営業者などの場合、経営が成り立たなくなり死活問題です
障害年金の受け取り不可
国民年金というと老後に貰える年金だけを思い浮かべますが、実は怪我や病気などで働けなくなった時に降りる障害年金や亡くなった時家族に支払われる遺族年金というものがあります
こちらの年金は過去1年間に一度でも未納があると受け取りができません
老後に年金が貰えない
老後に年金をもらう場合、60歳までの間に10年以上収めていれば貰う事ができます
ですがこれはあくまで最低限必要な期間です
老後基礎年金を満額もらうためには40年間支払いをしないといけません
40年間に満たない場合は収めた月数に応じて減額されていきます
延滞料金がかかる
催促状の指定の日付になっても年金が納付されなかった場合、未納分にさらに延滞料金が加算されます
延滞してもすぐに支払えば金額は大したことがありませんが(100円くらい)年金の延滞料金は実はとんでもなく利息が高いです
未納分の金額に14.6%の利息がつきます
たった一度の未納でもずっと放置していると雪だるま式に大きくなってしまい最終的にとんでもない金額になります
年金を減額できる条件は
年金の減額できる条件ですが、審査に必要なものは前年度の自分の年収と世帯の収入です
収入が少なければそれに応じた額の保険料が減額されます
最高で全額免除、次に3/4免除、半額、1/4免除の4段階に分かれます

上の表の上側が世帯の中で最も高い収入の人の年収、下が世帯全体の収入になります夫婦2人暮らしで旦那さんの給料が150万、奥さんの給料が100万だった場合免除額は半額になります
また、退職したなど一時的に収入が無い場合は全額免除してくれます
この場合、保険料は支払いませんが未納が付くことはありません
※支払いが難しい人に借金のために支払えないという方も多いかと思われます
ですが、借金による生活苦の場合は年金事務所側は考慮してくれません
年金を減額すると将来貰える額は変わるの?
減額してもらえるのはありがたいですが、納付する金額が少ないと心配になってくるのは将来貰える金額です
残念ながら保険料が減額になった場合、全て満額で支払った人よりも貰える受給額は少なくなります
国民保険は最低で10年、最長で40年で満額になりますが
国民年金を満額支払った場合で一月で約64,900円ほどの支給があります
ここから減額期間や金額分だけ支給額が減らされていきます
ここまでいうとやはり無理してでも支払いをしたほうがいいんじゃないか?と思いますが、現状として年金を満額で貰える人は少ないようです
以前のように終身雇用で引退するまで同じ会社に勤める人は少なく、転職や退職をするなど一時的に支払えない人は沢山います
満額よりも多少金額は減りますが未納が付いてしまうともっと減ってしまうのでやはり無理をせずに減額申請をするほうがおすすめです
年金が払えない場合はどうすればいい?まとめ
収入が少ないため年金保険料の支払いが難しい場合は迷わず年金事務所、もしくは市役所に相談にいきましょう
一時的に退職するなどして全額免除になった場合、保険料を支払わないでも未納になることはありません
国民年金は支払いが法律で義務付けられているので必ず払わないといけません
最悪財産を差し押さえられることになりますので無理をせず相談にいきましょう
コメントフォーム