牡蠣の加熱はどのくらいすればいい?食あたりを防ぐための方法は?
冬はカキがおいしい季節
鍋にしても良し!揚げてカキフライにしてもよし!とってもおいしい牡蠣ですが、同時にノロウイルスによる食中毒が怖い食材でもあります
火を通すことで食あたりの原因となるノロウイルスを無毒化することが出来ますが、いったいどのくらい火を通せばよいのでしょうか?
加熱用の牡蠣を安全に食べる目安と食あたりを防ぐために注意するポイントを紹介します
牡蠣の加熱はどのくらいすればいい?
牡蠣やホタテ、ハマグリやアサリなどの二枚貝はノロウイルスに汚染されやすく、少量でも体内に入ると激しい嘔吐下痢を引き起こします
牡蠣といえば食あたりが怖い!と言われるくらい有名ですが、基本的にはノロウイルスは加熱処理をすることで無効化することができます
厚生労働省の報告ではノロウイルスに汚染された食品は中心部で85~90℃以上で90秒以上加熱をすることでウイルスを不活化することができるといわれています
90秒あれば無毒化できますが、火をいれてすぐに中心温度が90℃にいくわけがない
沸騰したお湯でも3~5分はかかるかと思われます
あんまり長いこと煮込みすぎると牡蠣が縮んでおいしくなくなってしまうのでこの辺の見極めが難しいところ
牡蠣の食あたりを防ぐ
基本的にしっかりと火を通して調理した場合、ウイルスは消毒されますので食あたりを起こすことはありません
しかし稀に火を通したのにカキがあたった!ということがあります
この場合、何が原因で食あたりを起こすのでしょうか?
調理器具に注意
加熱した料理はウイルスが死滅するので安全ですが、意外と見落としがちなのが調理器具
買ってきた牡蠣がノロウイルスに汚染されていた場合、汚染された牡蠣に触れたものはウイルスが移ってしまいます
お鍋の具材は沸騰しているので安全ですが、見落としがちなのはお箸やトングなど
ノロウイルスは通常の洗剤やアルコール殺菌が効かないので洗っても落ちないことがあります
牡蠣を入れた食器などはしっかり洗ったつもりでもまだウイルスが残っていることが・・
そのまま使用すると食あたりを起こすことがあるので煮沸消毒かキッチンハイターなどを使って消毒しておきましょう
牡蠣の食あたりを予防するために、まとめ
牡蠣を食べる時には十分に火が通るまで加熱しましょう
加熱することでノロウイルスを不活化することができます
食器類にウイルスが付着している場合もあります
通常の洗剤やアルコールでは消毒できないので、お湯による煮沸消毒かキッチンハイターを使って消毒しましょう
牡蠣って沢山貰う事も多いですし、余ってしまう事もありますよね
↓余ってしまった牡蠣を長期間保存する方法はこちら↓
とはいえどのくらい熱を入れれば安全に食べることができるのでしょうか?